発刊 2022年12月
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表紙の写真 写真は大分県玖珠盆地の南にそびえ立つ伐株山(標高685.5 m)である.玖珠盆地に分布する下部更新統の岩室層(長谷・岩内,1990)には規模の大きなスランプ構造が見られ,元熊本大学の長谷義隆先生は火山の水中噴火が原因ではないかと考えられている.また,伐株山火山岩類下部の火砕流堆積物(長谷・岩内,1990)には下位の岩室層起源とみられる砂岩シルト岩互層の巨礫がしばしば含まれることから,水中噴火は伐株山火山岩類の活動によっておきたのではないかとも考えられている.伐株山の背後の山は万年山 (標高1140.3 m). 長谷義隆・岩内明子(1990)大分県玖珠盆地北部の上部新生界―その1 層序―.熊本大学教養部紀要自然科学編,no.25,p.87-112. |
[目次]
原著論文
国東半島東部、行者岬深成複合岩体の地球化学的特徴:北部九州地域の高Sr花崗岩・低Sr花崗岩の成因に関する示唆・・・・・・・山崎 徹
寄書
長谷義隆先生と北・中部九州の湖成層の研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北林栄一
大分地質学会記事
会則と規定